ちょっとしたおはなし。



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かけら/002
category:かけら
「は?クリスマス?別にそんなんせんでえーし」

 なんとも夢のカケラもないセリフを吐いたのは、目の前にいる彼女。女って普通、クリスマス・イブだとかを重要なイベントとして考えていると思っていたが、どうやら奈緒は違うらしい。
「え、それマジで言うてんの?」
「そうよ?うちアンチクリスマスやもん。なんだってこんな忙しい時期に他人の誕生日祝わなあかんねん」
 確かにクリスマスはキリストの誕生を祝うもので、一応仏教徒である日本人には全くといって関係のないイベントのはずである。にもかかわらず、年中行事として扱われているのは、現代の日本人の無宗教っぷりを表しているのにほかならない。
「…じゃあ、ホンマになんもせんでえーの?食事とかケーキとか」
「あー別に?24日はともかく、25日はそもそも月曜やから仕事入っとるし。あ、プレゼントとかもいらんよ?金かかるやろ」
「…お前、夢ねーな」
「金のかからん彼女ってゆーてや」
 ふふん、と奈緒は笑った。
 確かに、今までの彼女たちからは何かしらプレゼントを要求されてきたから、出費が少なくなるのは嬉しいけど。でも。
「なぁんか拍子抜けやわー」
「あはは、悪かったなー彼氏甲斐のない彼女で」
「いや、それは別にえーねんけど」
「けど?」
「…いや、なんでもないわ。あ、一応24日空けといてや。クリスマスはせんでもえーし、普通に過ごそ」
「ああうん、そんならえーよ」
 まさか自分の彼女がアンチクリスマスだったとは。
 結構なロマンチストだと思っていたから(いつかのブルーベリーの件で)、意外でしょうがなかった。


***


 24日。
 外は快晴。真っ青な空。気温もそれほど低くないから、雪も降りそうにない。
(クリスマスのかけらもないやんけ)
 キラキラしいイルミネーションと、いつもより倍近くいるカップルの多さで辛うじてその当日だとわかるようなもんだ、と愁は待ち合わせ場所でぼんやり考えていた。
「ごめん、待たせたわー」
 声をかけられた方を見ると、寒さで少し頬を赤くした奈緒が立っていた。お気に入りのコートに、濃いめのデニム、黒のブーツ。どこからどう見てもいつも通りの格好だ。
(普通に過ごそ言うたんは俺やし、そんな着飾ってくるわけないか)
 愁もいつも通りのダウンにジーンズ、スニーカーという出で立ち。自分の想像した奈緒の姿に苦笑して、どこに行こうか、と尋ねた。






クリスマスっぽい話を考えてたっていう…
この先どうしようかと思って諦めたorz
「Hard Days,Holy Night」ネタもやってみたかったけどね…
因みにポルノの曲です。
曲ネタもそのうちやるかもしんない…

2007/08/22 修正
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